「・・・元?あれ?今日・・・バイトだって・・・」



目を丸くしてる実桜は、ほの明るい月の光の下、



なんだかいつもよりもずっとずっと小さく見えた。





・・・・・実桜っ!




たまらない気持ちを、



あふれ出る気持ちを、



そして、どう説明していいのかわからないこの焦りを、



俺は、どうしていいのかわからなくて、



ただ、彼女を強く抱きしめていた。