家に帰ってもなかなか寝れなかった俺は、翌朝早くに家を出た。



どうしても行かなければならないところがあるんだ。



チエの結婚式からもう1ヶ月が経とうとしている。



クリスマスや正月の音楽が入り混じっているこの街を通り過ぎ、俺は図書館とおなじように苦手な学校の前にいた。



ここは、二階堂学園大学。


そう。



あいつがいるところ。