息が止まるかと思ったんだ。
冬にしては温かい陽だまりの中で見つけた君の姿。
まさか、ここで会うなんて思わなくて。
久しぶりに会った彼女は、
髪の毛を短くしたせいか、少し大人っぽく見えた。
そして、やせてなんだか小さくなったようにも思えた。
「元気?」
ありきたりのあいさつしか出来ない。
それでも、彼女はにこっと笑ってくれたんだ。
「ミオ」
こうやって今でも呼ばせてもらえるかな?
少し勇気の言ったその言葉を、彼女は少しだけ驚いた顔を一瞬見せて
嬉しそうに受け取ってくれたんだ。
なんで。。。そんな顔見せるんだよ。