「俺に告られて、 うれしくないわけ?」 陸渡のまなざしが至近距離で私を捉えていて、 とても、目を逸らせない。 私の首は陸渡の声に反応して、瞬間的に、 まるでロボットのようにフルフルと勢いよく横に動いた。 よく考えれば、 うれしくないわけは・・・ ないんだよ。 だって、私は 多分陸渡のことが・・・。