私がひるんだのを察したのか、 俺様怪獣は、にやりと口の端を吊り上げて笑った。 や、やばい! これって、攻撃のしるしだ。 何度も酷い目にあって経験をつんできた私は、 逃げ道を確保すべく、 左右を見回して・・・ る隙に、 あっさりと退路をたたれました。 はい。 木に背中を押し付けられ、 顔の両側を陸渡の腕に挟まれております。 珍獣ハンター、 危うし。