SHRをしてから集会の為に体育館へ行った。
美砂が護衛をしてくれた。
集会はみんな立ちっぱなしで話を聞く体制だったので,
担任が椅子をわざわざ私の為に出してくれたので,後ろで1人,座った。
座ったまま話を聞くのもつらい。
かと言って立ったままも痛い。
同じ体制を保つのが痛いのだ。
痛そうにごそごそしていると,集会に参加していた荒井が近寄ってきた。
荒井は一応私達の学年団の先生。
「おう!久しぶりじゃん!足,痛そうだけど大丈夫か?!」
暑苦しく黒くこんがり焼けた肌がうっとおしい。
きっと今年もサーフィンに出かけたんだろう。
趣味だ,特技だ,と体育の時に散々聞かされる。
「あっ,大丈夫です!」
「そうか。あんま無理すんなよ。」
そういって肩をポンと叩いて居眠りしている男子を叩き起こしに走っていった。
ポンと叩かれた事と,外来の日に尾上先生に頭をポンと触られた事が重なる。
はぁ。
先生…元気かな…。
やっぱり,忘れられそうにありません…