無事に自己紹介が終わった私達は、時間になったのでゼクスカリヴァ様に連れられて祭壇か何かに来た。


先生達は校舎の外までのお見送り。

私、グレイ、“リサ”、“リューク”、“セシル”、そしてゼクスカリヴァ様のたった6人で学校を抜け、森の奥深くの不思議な威圧感のある神聖な祭壇に来たというわけ。


ゼクスカリヴァ様は私達を祭壇の階段を最上階まで上らせ、私達を静かに見上げながら言った。


「いいかい?よく聞いててね。これは君達に関わる大切な事だから」


私達に関わる大切な事・・・・・?

私は額に冷や汗をうっすらかいているのが分かった。


ゼクスカリヴァ様は一息つきて真剣な眼差しを私達に向けた。


「今から君達に特別な力を与えるよ。
今回はこれの力がなければ君達はすぐ終わる。まだ未熟な君達にはちょっと強力かもしれないけどだんだん慣れてくるからね。

まずソルジャーの諸君、前へ出てちょーだい」


ソルジャーの“リサ”、“リューク”、“セシル”は言われるがままゼクスカリヴァ様の方へ2、3歩進み出た。


みんなの顔を見るとやっぱり曇った顔をしてる。そうだ、みんな不安なんだ・・・・・・

怖がってるのは私だけじゃない。
みんな同じなんだ。