私達は仲良く並んでゼクスカリヴァ様のいる部屋へ歩いて行った。


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カチャ


扉を開けるとそこにはさっきのメンバーがいた。

もしかして私の事を待っていてくれたの・・・?


私は今まで閉じこめていた言葉を1つずつ並べていった。


「あの・・さっきは勝手に部屋、飛び出しちゃってごめんなさい・・・・・」


私はどんな言葉が返って来ても受け入れられるように堅く目を閉じた。


「ありがとう帰ってきてくれて。待ってたよ」

「ゼクスカリヴァ様・・・・・」


私に降り注がれたゼクスカリヴァ様の答えは私の待っていた言葉とは全然違う、優しくて温かい言葉のぬくもりを感じた。


瞼が熱い。

あんなに酷い態度をとってしまったのに。


それでも優しく接してくれるゼクスカリヴァ様が眩しい。


ゼクスカリヴァ様は黄金に輝くその優しげな瞳を私に向けた。


「それで・・・答えは決まったのかな?」


もちろん。私の答えはただ1つ。


「はい、よろしくお願いします」


たとえこの先何が待ち受けていようとも、今の私ならどんな事でも乗り越えられる気がした。