私たちは先生に案内されいつもは立ち入り禁止になっている校舎に足を踏み入れた。


「ここにゼクスカリヴァ様が・・・?」


私の囁きが聞こえたようで、グレイはすごくワクワクした声で


「そうみたいだな」


と答えた。


「ど、どうしてそんなに楽しそうなの?」


私がそう聞くとグレイは


「今まで姿をみせなかったゼクスカリヴァ様が俺等を呼んでるんだ。ワクワクするに決まってんだろ。」


そう目を輝かせて言った。


この先、グレイは大丈夫なのかな・・・?

ちょっと不安になって来たかも・・・・・・


目の前にゼクスカリヴァー様が中にいると言う扉がある。


ドアノブを回せばゼクスカリヴァ様に・・・・・・


好奇心と不安と、そして少しの恐怖が私の心に溢れてきた。

もちろん好奇心なんてほんのちょっとで、

ほとんどは後の2つに支配されていた。