「なんか最近違和感感じねぇ?」

「なにそれ。あたしといると気が狂いそうになるって事?」


あたしはリュークの言葉にちょっとムッとしてリュークを睨んだ。

でもリュークはそんなあたしなんてガン無視。お構いなしに話を続ける。


「なんか感じるんだよ。俺達と似た波長ってやつ?」

「え・・・」


リュークがこんなに真面目な顔してる。
こいつの真面目な顔なんて滅多に見たことない。


沈みかけた夕日が銀色のリュークの髪をオレンジに照らしている。


あたし達と似た波長?
ちょっとよく分かんないな・・・


そういえば。

あたし達の通ってる聖セレーネ学園は
『ルージュ寮』と『ノアール寮』に分かれている。


ノアール寮もルージュ寮と同じ育成専門だった。

確か・・・“ディフェンダー”・・・‥