か…カッコイイ。


ドキドキ…

携帯を持っていた私の手が震えだした。


綺麗な顔立ちで背が高くて…


私、何でこんなにドキドキしてんの?


やだ…


ドキドキしてんのばれちゃうじゃん!


「ねえ。顔赤いけど?」


ほらやっぱりバレてるー!!


「そっそうかな。教室、暑いからかも。」


とっさの嘘。


「ふ~ん。あ、俺は岩崎遥人。遥人って呼んでな!」


「う、うん!あたしは水嶋こころ!」


「こころって呼んでいい?」


「うん♪」


アドレスを交換し終わって、5人は席に戻った。


「ふう…」

思わずため息が出た。


何であんなドキドキしたんだろ。

今でも心臓バクバク。


もしかして私っ…


「こーころっ♪」

ニヤニヤした顔の愛。

「なっなに?」

「こころ、遥人君に恋しちゃった?」

「なっなんで?」

「わっかりやす~♪こころね、遥人君と話してるとき、めちゃ顔赤かったよ!」