…プルル

プルッ

ガチャ『もしもし』


あっ!出てくれた


よしっ!!

『もしもし、アタシ。さっきは帰ってごめん。』


彼は黙ってる。


『あのね、別れたくないよ。家に帰った後すごい淋しくなって悲しくって。いつもしてたメ-ルも出来なくて…正直自分でもこんな風に思うなんて思わなかった。』


『………。』

アタシは続けた

『気付かないうちにアタシはこんなに好きになってたんだなって。いつも心配してくれたのにアタシは分かってなかった。もう無理ですか?』


最後は敬語になってしまった…。

キンチョ-するとよくなるんだよね

何か言ってくれないかな?

それとも話すのも嫌なの?




また涙が出そうになった…


『あのさ…』

電話の向こうから声がした