―――………。


「ねぇここに置いてあったピック知らない?」

「あ、それならコッチに避けてある」

「ありがとー、てかケイ煙草吸いすぎ!」

「ウルサい。お節介女」

「ムキャーーッ!心配して言ってるのに!」

「お前ら…気が散るから外行け」



………俺の目の前で繰り広げられてる会話。

「なんで俺がここにいるわけかな。海斗くん?」

CLUB ROULETTEの楽屋口。俺は突っ立ったまま海斗に声を掛けた。