「今の彼らは走るのを止めちゃったかな。惰性で動いてるよね。なんだか業界に飼い慣らされた、って感じ?曲だって詞だって、売れればいいって感じの路線ばっかり。つまんなかったもん……」
――それが今回は少し違ってた?
「そう。なんだろ…ライの目が、たぶん……違ったかな」
――何でだと思う?
「私のヨミではねぇ…、あのバンドのせいだと思う!」
――バンド?前座のPRISONER?
「そうそう!PRISONER!あの人たちめっちゃすごかったもん!クリスカよりあっち目当てのファンかなりいて私焦ったよぉ!クリスカが喰われるんじゃないかと思った」
――実際PRISONERのライブはどうだった?
「……悔しいけど、ヤバいくらい良かった。ライのあの声が一番だと思ってたけど…、あの海斗のクリアボイスに心臓掴まれたような…気がした」