【芳樹の話しか 聞けなくてごめん。 周は何になるの?】 先生に見つからない ように周の机に投げる。 返事が来るまで 返してくれるか 心配だった。 私の机に紙が落ちる。 私は急いで紙を開く。 【伯父の経営する 工務店で大工見習い しようと思って。】 私は周の方を見て 微笑んだ。 何か…嬉しかった。 周は… 手紙の中では… 私を見て話してくれてるようだった。