あたしはちょっと雷を怒ろうと思っただけなんだょ?
なんだけど…
「あれ?雷どこ?」
いつのまにか雷がいない。
「こ…こ……だょ」
ん?なんで窓から雷が…
「おまえ俺のこと吹っ飛ばしただろ!!ちゃんとコントロールしろよ!」
―――――――
回想終了。
「琴音には感情のコントロール無理そうだな..。」
「そうみたいだね。」
それから雷に
「ばか!」とか
「琴音のド変態」とか
言われた結果…
あたしの部屋のものは
かえらぬものとなったのでした。
今日は月曜日。
あたしと雷は二人で仲良く登校!
…したはずだった。
雷が女の子に囲まれてる…
それもともとは猫ですよー!
なんて言ったらあたしは精神病院送りだろうか…
でもなんか雷の周りに女の子いるとムカつく。
なんでだろう?
そんな考えごとをしていると
あたしの前に5人くらいの女が…
「ちょっとあんた!」
は?ここ正門ですけど?
なんで朝から『あんた』呼ばわりされなきゃなんないの?
「…。」
見るからに柄の悪そうな5人なので
あたしはすぐに立ち去ろうと思った。
ぐいッ
あたし進行方向と逆に引っ張られてんだけど…
だれ?
連れて来られたのは体育館の裏。
あ~あたしあの5人組に連れてこられたのか。
体育館の裏って…やっぱり定番のあれ?
「おい。おまえさっきから何ひとりごと言ってんだよ!なめてんのか!?」
やっぱり定番きますかぁ。。