「ことー!帰るよー!」


「すぐ行くから待ってー!」



あたしは龍崎琴音!
15才の高校1年生!



それであたしを呼んでるのは


親友の坂下 実衣(ミイ)



中学からの友だちで


お互いの家になんと

徒歩1分で着いちゃうのです!



だから毎日一緒に帰ってる♪




「最近すぐそこにクレープ屋さんできたんだって!行かない?」

「行く行くー!!」




…とまぁこんな感じで毎日過ごしてます。



ね?フツーの高校生でしょ?



なのに
あたしがあんなもの見たから…




「ばいばーい!」

「うん!実衣また明日ね!」



実衣とクレープ食べて洋服とか一緒に見て


そのまま家に帰った。



「ただいま~」

「お帰り!」
と抱きついてきたのは
5才の弟 龍崎 音也(オトヤ)。



あたしの両親はいつこんな子どもをつくったんだか…


とまぁそれは置いといて



音也から逃れたあたしは
自分の部屋へ直行!



最近はまってるのよねネット。
いろんな人のブログ見るの♪




「あぁ~猫のブログか~
うわ!この猫かわい!!」

「この人の絵ちょーうまい!」


などといろいろ見ていると…



「ん?なにこれ?」


『ゴースト・ハンド』





…ゴッド・ハンドの間違いではないよね?



気になる




気になったことは徹底的に調べないと気が済まないのがあたしの性格!
(親の子づくり以外)



「えい!」
クリックするのも当たり前!!


「え!?なんか背景黒いんだけど…」


見るからに怪しいブログへ来てしまったあたし…



まっどうせブログだしいっか!




読み進めて行くと

『人間は誰もが必ず霊能力を体に秘めています。それは人により…』


まとめると


「人には誰でも霊能力があって、普段は引き出せてなくて、それを引き出してくれるってこと?」
と誰が答えてくれるわけでもない質問をしてるあたし。


やっと理解して
「すっご!じゃああたしも霊能力あるんだ!」


これがすべてのはじまりだった…