「いらっしゃい。見かけない顔ですけど何か?」



翔也さんがキリっとした表情になる。



「この写真の人、ここにいるって・・・・。俺ら、こいつの兄弟だからな。」



なんと博子ちゃんの写真だった。



「あたい。行って来る。」



自分から呼びにいった。サングラスを外し、ジャケットを脱いで完全に武装して行った。




「博子ちゃん?あんたの兄弟って奴等が店にいるんだけど?」



「えっ?」



当の本人はびっくりしている。それもそうであろう。



「わかった。純さんも一緒にいてくれるよね?」



「ああ。」



あたいはサングラス姿でたばこをふかした。