「サボりだ」



クスッと笑って私を見下ろす



コイツは保健医の三沢。



新人教師
顔がイイ
性格良し



大人気先生。



私も何回か話したことはある。



だからか、コイツも私の名前を知っている。





「調子悪いんです」



素の私で、嫌な顔をして言って、



布団に潜った。



「カーテンを閉めろ」というサイン。




「そこ」




と言ったまま次を発しないし、いっこうにカーテンを閉める様子がないから嫌々起き上がってコイツを睨みつけた。




コイツはニコッと微笑み
指をさす



「そこ、先約あるんだけど」



先約?



意味不明。



ベッドに予約なんかあったの?



「俺の場所



 とらないでよ?」