「んじゃあたし達も明後日行こうか」

「なっ…!!」

「来たら?ってか元々行くつもりだったでしょ」

「バレた」

「バレるって(笑)」




「んじゃ明後日は神楽くんと悠のデート見学だっ♪」

ってかあたしの家の前でそんな事言わないでほしい。

「ってか竜喜はどうするの…?」

あたしは由羅がちょっとでも竜喜の所に行くように願いを込めて訊いた。

「そんなの竜喜も参加させたらいいじゃん」

あたしの願いは無残に散った。



「まぁいいじゃん」

「何でそんなに嬉しそうなんだよぉ〜」

あたしは嬉しそうな顔をする神楽の足を踏んで頬をつねった。

「まぁ見せびらかしてえげようじゃん?」

つねっていたあたしの手を上から触れて、顔を近づけてそぅ耳元で囁いた。

あたしは赤面して、みんなも赤面する。






あたしは本当にコイツが苦手だ。


あたしが赤くなる仕草や言葉を知ってる。


それを知っててわざとやるんだから性格が悪い。





「もぅ男の子なんかにさせないから」




あたしはその意味を知ってるからいつもより、顔が熱くなる。






あたしは神楽が苦手だ。