「ってかさぁ…」

後ろから由羅が話し掛けてきた。


「?」

由羅は腕を組んでいつもの様に少しクルクルした髪を風になびかせた。

でも、顔は我慢できないのか少しニヤニヤしている。



「付き合ってんの?」

「えっ///」

「だけど?」

「嘘をつくな神楽ぁ!!」

「え?嘘?だって俺ん家で――…」

「ギャァ―――――――――っ///」


「「うるさいなぁ神楽くんの声聞えなかったじゃん」」

「聞かなくていい!!」


「で、神楽くん何があったの?」

「無視するな!!」

「初めて告白返しなんて受けたなぁ(笑)」

「ギャァ―――――――――っ///」

「「「「おおぉ―――――――――///」」」」


「帰るっ///」

「帰れ帰れっ神楽くんに隅々まで訊くから♪」

「………///」


あたし以外があたしをじっと見ている。


「神楽、帰るぞ」

「はいはい(笑)」


たぶんあたしの後ろにいるみんなはニヤニヤしてるんだろうな…。

本当に迷惑だ;;


「本当、あんな事言うなよな」

あたしは神楽を睨むと、神楽はあたしを見てニヤッとする。

「じゃぁしていいだよねーっ♪」

って言ってまたあたしに引っ付いた。

「だぁ――っ!!」