「あ…」

「「ん?」」

突然神楽が言って、あたし達は訊こうとした。

でも、神楽はあたし達なんてほっといて嶋岡さんのほうに歩いていった。


「「??」」


「すみませんが、19になったら雇ってもらえませんか?」

そぅ言った。


「「はああ!!??」」


なっ何でだよ!!

養子じゃなくなったのに、何で外国行こうとするんだよ…っ



「大歓迎です」


嶋岡さんも、喜んで雇う事になった。

でも、…何で…?










「失礼しました」

そぅ言って、部屋を出た。


しばらく廊下を歩いた。


「何でだよっ!!」

あたしは神楽を壁に押し当てて睨んだ。

「?」

「だから何であそこで雇ってもらうんだよ!!海外だぞ!?」

「……。誰が海外って言ったんだよ。」

「…………は?」

「絶対に日本の支店にしてもらう。」

「って…まだ決まってないのかよ!!」

「だって今さっき言ったんだから言えるわけねぇじゃん」

「確かに…。」