神楽は左腕を腹に乗せて、右腕で目を隠していた。


「神楽…」


あたしはイスから立って神楽に近づいた。



あたしは神楽の右腕を退けた。

神楽は少し顔を赤くしていて、目が少し潤んでいた。


神楽は色気があるからもっといやらしく見える。






「あたしもだょ……」


「最初はすんげぇ変な奴で変態で何でも完璧にこなして、……で、そんなにかっこよくて…。」

「正直最初は苦手だった」



「でもときどき見せる悲しそうな顔が、本当に辛そうで、すんごい気にした。」

「何でも完璧にこなすからみんなに嫌み言われてかわいそぅだった。」


「いろんな事話して聞いて、あたしは神楽なら大丈夫って思った。」

「この人なら大丈夫って……」





「昨日、……あたしが神楽を受け入れたのは……」


「今日が最後なのともぅ1つ―…」






「神楽が好きだからだよ」