「……;;」

さすがの嶋岡さんもこの状況は辛いらしい。



「そぅ言えば、嶋岡ご夫妻は予定よりずっとお早く来られましたがどうかなさいましたか?」


そぅ言ったのは左に座っている神楽だった。



その言葉を聞いて嶋岡優さんは顔を伏せて小さなため息をした。


「今日はちょっと予定の変更をね、…しに来たんだよ」


優さんは優しくそぅ言って紅茶を飲んだ。































それから、2時間が経った。

2時間の間、ほとんど沈黙だった。






コンコンッ

「……はい」

「失礼します。嶋岡様、国明様から先ほどお電話がありまして、もぅ1時間ほどでお帰りになられるそぅです」


「そぅですか。ありがとうございます」


そぅ言って優さんは神楽を見た。


「榛遣くん。部屋に戻ってこれからの事の説明をしていてくれないかな?」

神楽は「はい」と言って席を立った。


あたしと肇は神楽について歩いていく。

神楽は出る前にお辞儀をして部屋を出た。

あたしと肇は神楽の真似をして部屋を出た。