「紫ーもうご飯だから
手伝ってー」

そう言われ

椅子から勢いよく

立ち上がる

「時雨は座ってて
いいかんねー」

時雨は未だに

黙ったまま

「紫サラダやって」

サラダって

面倒だよね

可愛くしよう!!と

思ってキュウリを

ハート型に

切っていたら意外に

上手く出来た

アタシって天才?

「紫料理出来ない割り
には細かい所は
出来るわねぇ」

上から目線

から言われた

「きっとお父さんに
似たんだよ!!しーちゃん
は料理出来るし!!」

そうだよ

お父さん似なんだよ

そう思いながら

サラダに

飾り付けをして

テーブルに運ぶ

「へぇー紫もそういう
こと出来るんだ
何か意外」

「時雨までそのことを
言うのかー!!」

絶対お母さんと時雨は

二人そろって

私をイジメている