「時雨はいなかった」

机の横にかかっていた

バッグも無かった

「紫どうした?
次体育たから早く
着替えに行こ」

「うん」

体操着をが入った

バッグを持ちながら

更衣室に向かう

更衣室の扉を開けると

香水の匂いが

鼻につく

今時の女子は

香水を付けてくるから

やだ

そう思いながらも

着替える

「李花…香水臭いよぉ
死んじゃう!!」

香水の混ざった匂いで

鼻がおかしく

なりそうだ

「アタシも出よっか」

急いで更衣室を出る

「あぁ゙臭かった!!」

それをしつこく

連呼しながら

教室に行き

筆箱を持って

外に向かう

私達が行く頃には

ほとんどの人が

集まっていた

「それじゃあ
準備体操の代わりに
外周してこい!!」

そう体育の

秋葉義晴に言われる

秋葉ってみよじ

面白いよね

そう思いながら

トロトロ走る

「紫!!足が嫌がってるよ
しんどい!!」

「面倒だよね」

そう話しながらも

外周を終えた

「疲れた!!!秋葉め!!
おとなしく秋葉原
でも行ってろ!!」

「本当だよね!!
老後を迎えそうな
平成の子が
やることじゃない!!」