出る前に

もう弱音を吐いていた

李花…

やればできる子だよ

李花は

「自分の教室に
戻ろうかな」

そう言いながら

勢いよく立ち上がる

あれ?何かおかしい

頭がクラクラする

ヤバイ!!転ぶ!!

そう思った瞬間

誰かが支えて

くれてる気がした

「危ないだろ!!
ってか本日2回目
だよなお前」

この声どっかで?

「あっ…彰だ」

後ろを振り返ると

彰が鼻で笑っている