「何で一番身近な俺に
話してくれねぇの?
俺には一番に
話してくれると思ったよ
だって幼馴染みだろ?
一番頼りにして欲しいし
一番信頼して
欲しいんだよ…俺は」

そうか一番

嫌な奴だと思ってた

彰は一番良い奴なのか


確に小さい頃

辛いときや悲しいときに

いつも一緒に

居てくれるのは

「彰」なんだ

いつも自分何かより

私を一番に

見てくれる良い奴なんだ

「ゴメン…
そうだよねいつも
一番近くに居てくれた
のは彰だよね
でもね一番近くに
いるからこそ
言えないこともあるんだ
本当にゴメンね」

今はそれだけしか

言えない

「はは…そっか
ゴメン余計なこと聞いて
でも困った時は
俺を頼ってな
何でも聞くから」


「うん!!」

私はそれがなにより

嬉しかった

軽蔑されたのかと

思った

だけど私が

思ってるより

人間はそんなに

「もろい」ものでわない

「そろそろ出るか」

そう言われ

店を出る

夏とは言え

外はもう真っ暗

「彰ー服掴んでいい?
夜じゃ何も
見えんからさぁ」

まず頼み方ちがうよね

でもさ幼馴染みに

「お願い」は言えん