まぁいいかと

そのまま洗面所に

向かった

顔を洗って歯磨きを

した。

それが終わると

リビングに向かう

リビングに向かう途中

話し声が聞こえる

私のこと言ってんのかな?

『紫がそんなはず
ないじゃない!!』

『しょうがないだろ!!
昨日紫が言ったん
だから』

しーちゃんと

お母さんがもめてる

お父さんは黙ったまま

『紫が…紫が…色盲の
はずないじゃない…』

『無いとは言いきれ
ないだろ??だから明日
ちゃんと病院に…』

ハァ??アタシが

色盲??そんなはず…

ないじゃん??

づかづかとリビングに

行く。

リビングのドアを

バンッと開ける

みんなびっくりしていた

「アタシが色盲??
どこにそんな根拠が??」

イラつきながら

大声で言う

「お前…聞いてたのか?」

「だから質問に答えて
どこにそんな根拠が??」

もう一度言ってみる

沈黙が続く

「じゃあ話すわ」

沈黙を破ったのは

お母さん

「紫…色がよく見えないもしくは白が入った
茶色が白に見えたりする
ことはない??」

昨日そうだった…

「昨日見たら
そうだった濃い赤とか
青が黒に見えた」

また沈黙が続く