「時雨さぁいくら
李花だからって
アタシの親友にその
言い方はないん
じゃない?」

時雨…ウザイ

いくら時雨だからって

容赦はしないよ?

「まぁまぁ紫!!!
いいじゃないか」

よくないよ

言い方って

もんがあるじゃん

「ゴメン」

時雨から出た

その一言

「アタシ帰るね
また明日!!!
学校絶対来いよ!!」

いきなり

立ち上がった李花は

ドアを開けて

出ていった

「紫は俺にとって
何なの?」

急に言ってくる時雨

時雨の何?

「無くてはならない
存在とか?」

さっきのもあり

ちょっとキレ気味で言う

「あれさぁ本気で
思ったの?」

え?

「紫じゃ俺にとっての
無くてはならない
存在にはなれないよ」

何で?どうして?

そう言うこと言うの?

「どうして…?」

声が震えてしまった

「紫は俺のことを
信じきってないから
人なんてどうせ
裏切るんだ…みんな」

裏切る?

100%そんな訳

ないじゃん

「アタシは裏切らないし
時雨のことを信じるよ」

口に出た言葉がこれ