あたしは、和也先輩と別れ、家に走って帰ってきた。
「ただいまぁー…」悲しい顔をしてあたしは、言った。
「梓ぁー今日は、早かったのね」
あたしは、二階に行き、パソコンを立ち上げた。
前に友達から聞いたチャットで八つ当たりしようと思った…チャットではたくさんのルームがあり、あたしは、その中でも一番人が多いルームに入ってみた…
そこには知らない人達がたくさん書き込みしていた…
「こん!」
あたしは、とりあえず挨拶してみた…
「こん!よろしく」みんな明るく声をかけてくれた。
「あなたは何て呼べばいい??」
あたしのユーザーネームは苺姫だったので
「苺でいいよ~」
「うン!わかったぁー苺ね」
と、話しているうちに和也先輩のことなんか忘れてしまった…
それがあたしとチャットの出会いだった…
そう楽しんでいるうちに朝になった。
学校行きたくないなぁ…
和也先輩にも会いたくないし…会いたくても、もう和也先輩はあたしの事なんか嫌いになってるはず…
今日学校休もうかなぁー…
「梓ぁー早く学校行かないと遅刻するよぉー」
お母さんが一階からあたしに叫んでいる「あたし学校今日休む」
あたしは二階からお母さんに叫んだ
「何いってるのそんだけ叫べる元気があったら学校に行きなさい」
「はぁーい…」
あたしは渋々服に着替え一階に降りた。そして朝ごはんを食べ、顔を洗い、歯を磨き学校に行くしたくをして家を出た…「おはよぉーなんか暗いけど大丈夫」