香苗は勢いよくドアを開いた。


香苗「誰かいますかぁ〜!」


香苗は部屋に入ると意外に薄暗く、部屋の様子はよくわからなかった。


部屋の奥には手術台のようなものがあり、シーツが被せてあった。


香苗「あっれ〜??
もっしかぁしてえ〜、あれは手術台??
ここは病院?
ナゼナゼ〜☆☆」


香苗は手術台に近づき、シーツをめくった。


上野「カナエ!・・・・大丈夫か!?」


上野も部屋へ入ってきた。

香苗「キャァァァァァァァ!!!」


シーツをめくると、顔には、痛々しい"腫瘍"のようなものがいくつもついていた。


腹からは、"真っ赤"な血が滴っている・・・・・内蔵が飛び出ている"死体"があった。


死体「ァァァァァァた・・・・・・ぁぁぁすけて・・・・・・・」


香苗「死体がしゃべったぁぁぁぁぁ!?」


上野は香苗に耳打ちした。


上野「落ち着けよカナエ。
この人は"まだ"生きてんだ!」


だが・・・・・・・・助かる見込みのないのは明らかだった。