香苗は上野を見つめ、魔術師のような手つきで、上野に何かしだした。


香苗「目覚めるのだぁ〜☆上野クゥーん!」


上野はため息をついた。

"・・・・・・・・・・・・・・・・・・"


上野「香苗!ちょっと静かにしろ!?
何か聞こえてこないか?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ァァァァァァァ」


香苗「ナニナニ〜???」

「ァァァァァァァァァァァァ」


上野「多分そこの部屋、理科室だ。
うちの学校にこんな理科室はなかったはずだがな」



「ァァァァァァァァァァァァタァスゥケェテェ」


上野「なにやら・・・・・悲鳴のように聞こえる。
今までにもこんな状況があったんだ・・・・・・・だが、すでに助からないような事になってるんだ。」


香苗は理科室の方に集中していて、上野の声は届いていなかった。


香苗「カナエは悲鳴を聞いて、ほっとけぇませぇ〜ん!!
カナエ見てくるのでありま〜す☆」


上野「おぃ・・・・・!香苗!!」


香苗は理科室のドアをあけて、部屋に入っていく。


上野はため息をついた。