付き合い始めて1か月がもうすぐ来る
そして今日から待ちに待った夏休み
「遊園地行って・・・
水族館行って・・・」
きっと夏休みなんだから毎日のように
陸と会えるはず!!だからただいま手帳に予定立ててます!
そして鳴り響いた携帯の着信音
陸からのは違う音にしてるからすぐわかった
「はぁィ紅莉です。」
「俺 今日会える?」
おぉ待ってました!!!
「うんうんうん会えるよ」
「じゃ俺んち来て」
「えっ?い・・・今かっ」
ガチャッ。
「ちょ!陸??切られちゃた・・・急がないと」
あわててオニューのお気に入りの服着て・・・
髪の毛整えて・・・
「いってきまぁす」
走り出した私の足
今日は体が重い
天気は雲ひとつない青空なのに・・・
「おじゃましまぁす 陸?」
あれれ?1階にはだれもいないのかな?
こういう時ってどうしたらいいのかな?
「紅莉ぃぃぃ?あがってきてぇぇぇぇ」
あっ2階にいたんだ・・・
「はぁい」
陸の家の階段は下が見えるから怖い・・・
「おっはぁ!」
「今もう1時だけどなっ」
「あっお昼だったんだ」
綿日の話が終わったとたんちょっとの間沈黙が続いた
「話があるんだけど」
「えっ??何々?」
ちょっと心臓がどきどきしだした
「俺さ なんかいとこの同い年の女が雑誌の広告欄のところに載ってた
結構有名な歌手とかモデルとかたくさんいる事務所に履歴書送ってさ
俺反対したんだでも『受かるはずないんだからちょっと送ってみるだけ』
て言ったからまぁいいよって言ったんだ・・・そしたら事務所から連絡あって
書類審査合格してさ断ったんだけど無理だってさ。もう俺が入る歌って踊る
グループも用意してるからって・・・」
陸有名人になっちゃうの?
でもこのときの私は何も分かってなかったから・・・
「がんばってよ!応援するよ」
なんていちゃったんだ。