あんな事あったからすごく心細かったってのはあるけど…。 よりによって男子にこんな弱い部分見せちゃうなんて! 一生の不覚っっ!! 「わっ私!帰りますっ!」 とっさに立った。 「いっ痛っっ!」 お腹を押さた。 「急に立つと危ないよ。ほら。」 そう言って手を出して来た。 「だ、大丈夫です!すいません。ありがとうございました。あ、このパーカー洗って返しますっ。」 ペラペラまくし立ててドアに手をかけた。