私は昨日つけた傷痕をボーッと見ていた。

話しなんかちゃんと聞くつもりもなかったし、内容的に私がどうこう言ってどうにかなるものでもなかったから

正直どうでもよかった





「お母さん達ね、離婚することにしたの…
わかってもらえるよね?」
私は黙って手首を眺めていた

重い空気が張り詰める中、お兄ちゃんが口を開いた

「じゃあなんで俺ら生んだの??
勝手すぎじゃねぇの??」


…お母さんもお父さんも小さな所からお互いの違いに違和感を感じ、もぅどうにもならない位の距離ができてしまったのだろう



私はお兄ちゃんと同じ。
とゆうより好きでもない囚との子供をどんな気持ちで育てたのだろう









イラナイ子………