家へどうやって帰って何時についたのか全然覚えてなかったし、こんな状況だったから家の異変に気づく事もできなかった


すぐにシャワーを浴びて、部屋に入りベッドに倒れこんだ



痛い…




『なんで…?グス…ぅっ…ふぇ………』


今日あった事を流した


全て流した


涙と


血で……


行き場をなくした怒りと

悲しみを





その日から手首はあの事件の悲しさを和らげてくれた…