「「キャーキャー」」

工藤先輩の近くにはいつも女子がいる。
アタシなんかよりもおしとやかで、かわいい人ばっかり。



いきなり腕を引っ張られた。
その人にぶつかって、肩を掴まれた。

「なっ、何すんの!!」
「オレだけを、見てください」

「トモ...」

その声は真剣だけど、ちょっとだけ悲しそうで、ドキッとした。