今日も変わらぬ01日が
始まろうとしていた。

「美咲ー行くぞ?」

「ぇえ…ちょっと…」

私はベッドに
何もかも広げたまま
階段を駆け降りた。

「美咲ーご飯は?」

「いらなーい!
いってきます!!」

元気よく扉を開けると
そこには愛しい人の姿。

「おせーし。」

パタンと携帯を閉じた
彼…健は私の手から鞄を取り…
自転車のカゴに入れた。

「ぼーっとしてんな!
行くぞ?」

私はハッとしたように
後ろに乗り…
健の腰へ手をまわした。