「んんっ…」
「幸穂っ」


「痛いっ…」


幸穂はひどく体を打っていて痛みがひどかった。
幸い記憶喪失にはなっていなかった。


「私…死んだら先生に会えるしずっと一緒にいられると思った。生きていても辛いだけだから早く死にたかった。
誰にも知られず死のうって。
でも和也が止めてくれて説得してくれて気づいた。
辛くても先生の分まで生きなくちゃ。
先生が生きていた証を残さなくちゃいけないって。
和也…ごめんね…そしてありがとう。」
「………。」


和也は静かにうなずいた。


その後リハビリを頑張り1ヶ月後幸穂は無事退院した。