幸穂は必死に和也の手を振り払おうとする。
和也も必死に幸穂の手をつかみ離さない。


急に幸穂はバランスを崩し落ちそうになる。
「幸穂っ…」
「いゃっ…和也ぁ…」「幸穂あがれるか?」「無理…」
「やべっ…誰か…」
「和也ぁ…」


2人の手は惜しくも離れ幸穂は真下に落下してしまった。


「幸穂ーっ…」