「幸穂…大丈夫か?」「私…」
「ショックで気失ったんや。」
「…先生…先生は?」「今集中治療室にいる。」
「…先生死んじゃうの?私これからどうしたらいいの?」
「…大丈夫や。先生は死んだりなんかせん。俺だって助かったんや。先生が助からんわけない。とにかく落ち着け。焦ってもしゃあない。絶対助かるから信じて待っていよう。」
「うん…」



「和也…先生が助かるまでここにいよう?」
「そうしたいけどな…いろいろあってそれは無理や。」
「いろいろって?」
「…とにかくいろいろや。」