和也のいる病室に着き中に入る。


ここは和也だけの個人病棟。


和也は変わり果てた姿でベッドの上にいた。
呼吸器がつけられ顔には包帯が巻かれていた。
ほんとに和也かどうか見間違えるほどだった。


「和也…?ねぇ…和也…返事してよ…ねぇ…」


何回呼びかけても返事をしてくれない。

幸穂は1人泣き崩れた。