冬休み。
今年は先生がいない。
先生がいないのと寒いのとで死んじゃいそうだよ。
先生逢いたいよ…。

先生は電話で「冬休み幸穂に会いに行こうと思ってたんだけど…仕事で行けなくなった。ごめんな幸穂…。また絶対会いに行くからな。」
って言ってた。


そんな幸穂をなぐさめてくれたのは和也だった。


毎日のように私と遊んでくれてそばにいてくれた。
「俺先生じゃないけど少しでも幸穂に寂しい思いさせたくないから…俺先生の代わりになれてるかな?」
「うん和也先生みたいだよ。
いつもそばにいてくれてありがとう。」