「ちっ…てめぇ幸穂に何してくれてんだよ。おい…幸穂から手離せよ。」
「嫌…離さない。」
ぱしっ
塚越先生は女性の頬をしばいた。
「ひ…ひどい。」


女性は泣きながら走って部屋を出ていった。


「幸穂大丈夫か?」
幸穂は恐怖のあまり震えていた。


「幸穂ごめんな。
怖かったな。
もう大丈夫やから安心しぃな。」


塚越先生は幸穂を優しく抱きしめてくれた。