そして体は勝手に動き


愛しい紅莉の唇に


自分の唇を重ねてしまった


これで伝わった?


俺の好きが


紅莉に届いてくれた?


もう、俺の目の前で他の男と
楽しそうにしてるの嫌なんだ


だから、たとえ振られても諦めない


いつかは叶う


というか叶えてみせるよ?







でも、紅莉からの返事は



「圭......



.......大好き」





もう、雨の音は聞こえない


やけに加速してゆく心臓は
俺の衝動を突き動かしていく



そして、


もう一度キスをしたんだ