■■■■■■■■■■■■■■
お酒は苦手だけど、全然美味しいとか思わないけれど。
たまーに、ちょっとだけ。一人で飲むことがある。
で、私は居酒屋も一人で行ける人。
ちょっとだけ飲んで、すぐに酔って。意識も自覚もあるけれど、なんだかジットリ病んできて、電話を掛けたくなるっていう、癖がある。
普段は家の事は彼には言えない私だけど、こんな時に愚痴る友達がいないからか、電話の相手は彼になる。
「あーあー。また飲んで・・。あぁ、そういや法事って言いよったなぁ。嫌なことあるんわかってるんやし、行かんかったらいいのに」
『行かんわけにもいかんのー。色々あるの。っていうか、もうホントなんでみんなあんななん?なんか私一人真面目にやっててアホみたい』
「だから、そんなわけないって分かってて言うてるんやろ?仕事せずに生きていくとか普通は無理やし、今は大丈夫でもおまえの親や弟がいつまでも普通に生活していける訳ないんやって」
『じゃー、なんで私の方が苦しくてあいつ等の方がヘラヘラしとんよ』
「それは、おまえが必要以上に働きすぎてて、必要無い面倒を見よるけんやし、それも分かってるんだろ」
『・・・わかっとーわよ』
正論聞きたいわけじゃないし、ちょっと甘やかしてくれてもいいんじゃないだろーか。
いやいや、この場合、彼のほうもイライラきてるってジンジン伝わる。
私が言いたいのはそーゆーことじゃなくて・・・
『なんで私はあいつ等のこと知らん顔して、子供のときの貧乏引きずらずに生きてく器用さが無いん・・・・』
あぁ。どうしよう。お酒のせいか泣けてきた。
泣き上戸。いや、散々愚痴も出た・・・。
嫌な酔っ払い全開だ
「それは、情が厚い・・・っていうか、ある意味純粋なんやない?まぁ根暗やけど。俺と張るぐらい・・」
根暗で、純粋・・・。
『いいこと言うね、うん。じゃ、また明日』
あぁ。明日も頑張ろう。