愛されてない。
と、感じる。

これは被害妄想なんかじゃない
生まれてから26歳の誕生日の今日までず――――――――――――っと。

親の愛に恵まれなかった、幼少期の暗い家庭環境。
人とは浅く狭く付き合って、摩擦を最小限に抑えることでなんとか社会で生きながらえる。




ネガティブで根暗な性格は、開き直って全開に出す勇気も無く仮面を被る計算高さで余計に自分を疲れさせる。

大人になって解ったことは、自分は随分と面倒見がいい・・・いや、言い換えれば、押し付けられたものを断ることは引き受ける以上に面倒臭く思っている.
だからどんどん「都合のいい女」になっていく。



借金まみれの両親には、人生で3回捨てられた。
一度目は,小学生のころ.夜逃げの途中でお荷物になって知り合いらしい他人の家へ連れて行かれて,そのまま夜逃げが失敗に終わるまでの1年半。よく迎えに来たものだということだけは感心する.
二度目は、中学のころ.学校から帰ると両親が離婚していて、父親についていきたかった私は,ものの見事に目の前の父に「おまえの面倒なんかみれるか」と吐き捨てられた。
三度目は,同じく中学のころ,もともと馬の合わない母親が家に男を連れ込むようになり,その男ともやっぱり馬の合わなかった私は祖母の家へ追いやられた。

最終的には,祖母の家でも厄介者に該当する私は、とにかくアルバイトでお金を貯めた.冷静に将来を考えると,せめて高校は卒業しておいた方がいい。と、自分で学費を払いながら高校へ通い,2年生に進級すると共にギリギリ貯まったお金で祖母の家を出た。
平成だぞ。いつの時代の苦労話だ。・・・と、自分でも失笑だけど、事実だから仕方ない.

こんな時代錯誤な苦労が耐えない生活のなか、「明るく元気に」という程は人間出来てない。
同級生たちに抱くのは「劣等感」と「平均的な幸せに対する妬み」が半々ぐらいだった。
もちろん、それはおくびにも出さず浅く巧く人間関係をやりこなして,つまらないところで波風立たせないように過ごしていたわけだけれど。・・・つまり、攻撃されるのが怖い。昔も,今も.