[廉]


いつもより仕事を早う切り上げてきた。


だって、すげー愛華が心配なんだ。


マンションに着きインターホンを押し愛華がピョコっと顔をだした。


愛「お帰り♪」


廉「ただいま!今日病院どうだった?」


その質問と同時に愛華は顔を伏せた。


廉「愛華?」


そのまま愛華の目からはたくさんの涙が零れ落ちた。


そんな愛華を抱きしめた。


廉「泣いてちゃわかんないぜ?」


愛「私の…。私の中に赤ちゃん、」


赤ちゃん?


廉「いるの?」


コクコクとうなずく愛華。