駅を降りて着いた先はレストラン



いかにも高級感が漂って居て少し落ち着かない


「ねぇ大樹、此所に入るの?」


すると大樹はクスクスと笑いながら

『大丈夫。そんなに緊張しなくても』




そうかもしれないけど…




オロオロする私を余所に大樹は先に1人で行ってしまう




少し悩んだが自分の格好を確認し大樹の後を追った






『いらっしゃいませ』

『予約してた桐谷ですが…』



大樹はウェイトレスらしき男の人と話している

『桐谷様ですね。ではお席へ案内させて頂きます』





『行こっか』


大樹は笑顔で振り向いた

「ん……」




そんな大樹に少し罪悪感を覚えながらも店内へ足を踏み入れた